Knowledge Diary

CSSで手軽に作れる!蛍光ペンでマーカーを引いて強調部分を魅せるデザインテクニック【CSS】

Published: Updated:

CSSで手軽に作れる!蛍光ペンでマーカーを引いて強調部分を魅せるデザインテクニック【CSS】

こんにちは、Webデザイナーの 夢拓(MUHIRO)です。

Webデザインにおいて、テキストの特定部分を強調することは非常に重要です!
読者の注目を集め、重要な情報を効果的に伝えるためには、視覚的な強調が欠かせません。
その中でも、蛍光ペンでマーカーを引いたようなデザインは、親しみやすく効果的な方法の一つです。

この記事では、CSSを使って簡単に実装できる蛍光ペンマーカーのテクニックについて詳しく解説します。

この記事はこんな方におすすめ!

  • Webデザイン初心者の方
  • ブログを書いている方

それでは、どうぞ!

Index

CloseOpen

蛍光ペンマーカーのデザインパターンデモ

以下のデモでは、CSSを使用して作成した様々な蛍光ペンマーカーのスタイルを確認できます。
各スタイルは、Webデザインにおける視覚的な強調手法として効果的に活用できます。
デモを確認し、それぞれのマーカースタイルがテキストにどのような印象を与えるか確認してください。

See the Pen CSSで作る蛍光ペンマーカー by Muhiro (@muhiro) on CodePen.

基本的な蛍光ペンマーカーの実装

最も基本的な蛍光ペンマーカーの実装方法から解説していきます。

HTML

<p>これは<span class="highlight">強調したい</span>テキストです。</p>

CSS

.highlight {
    background-color: #ffff00;
}

この方法では、span要素にbackground-colorプロパティを使用して背景色を設定しています。
黄色(#ffff00)を使用していますが、任意の色に変更可能です。
しかし、この方法では文字全体が背景色で覆われてしまいます。より自然な蛍光ペンの効果を得るには、文字の下部だけに色を付ける方法が効果的です。

文字だけでなく、要素全てに蛍光ペンマーカーが引かれてしまう

ブロックレベル要素(例えば、<p> や <div> タグ)に背景色(background-color)を指定すると、その要素全体(横幅いっぱい)に背景色が適用されます。
これでは、通常の蛍光ペンマーカーで文字をなぞるようなデザインとは少し異なり、背景色が要素全体を覆ってしまいます。

蛍光ペンマーカーのように文字のみに色を付けたい場合は、インライン要素に背景色を設定するのが効果的です。

文字の下部だけに蛍光ペンマーカーを引く

より自然な蛍光ペンマーカーに見せるためには、“linear-gradient”を使用します。

CSS

.highlight {
    background: linear-gradient(180deg, transparent 60%, #ffff00 60%);
}

この方法では、上部60%を透明(transparent)に、下部40%を黄色に設定しています。これにより、文字の下部だけにマーカーが引かれたようなデザインにすることができます。

linear-gradientの解説

180deg・・・グラデーションの方向を上から下へ指定してます。
透明(transparent)・・・0%(最初のカラーストップは省略可能) → 60% で指定してます。
マーカー色(#ffff00)・・・60% → 100%(最後のカラーストップは省略可能) で指定してます。

省略しないと以下の記述になります。

CSS

.highlight {
    background: linear-gradient(180deg, transparent 0%, transparent 60%, #ffff00 60%, #ffff00 100%);
}

linear-gradientとは

CSSのlinear-gradient関数で、主に線形のグラデーションを作成するために使用されます。

transparentとは

要素の色を完全に透明にするためのキーワードです。

transparentを指定した要素は、視覚的には見えなくなりますが、実際にはその要素自体は存在し続けます。このため、マージンやパディングなどの余白も保持されます。

マーカーの太さを調整する

細いマーカー

透明部分を80%に指定することで細いマーカーにできます。

CSS

.highlight {
    background: linear-gradient(180deg, transparent 80%, #ffff00 80%);
}

太いマーカー

透明部分を20%に指定することで太いマーカーにできます。

CSS

.highlight {
    background: linear-gradient(180deg, transparent 20%, #ffff00 20%);
}

微妙にかすれた(グラデーション)ようにみせる場合

以下の記述の場合、透明部分と蛍光ペンマーカー部分が微妙にかすれた(グランデーション)のように見えます。

CSS

.highlight {
    background: linear-gradient(180deg, transparent 40%, #ffff00 60%);
}

180deg・・・グラデーションの方向を上から下へ指定してます。
透明(transparent)・・・0%(最初のカラーストップは省略可能) → 40% で指定してます。
かすれ(グラデーション)・・・40% → 60% の間に色の遷移領域(色の変化)が生じます。
マーカー色(#ffff00)・・・60% → 100%(最後のカラーストップは省略可能) で指定してます。

グラデーションを使った蛍光ペンマーカー

より洗練された見た目を求める場合、グラデーションを使用することも効果的です。

CSS

.highlight {
    background: linear-gradient(180deg, transparent 40%, #ffff00 30%, #ffa500);
}

180deg・・・グラデーションの方向を上から下へ指定してます。
透明(transparent)・・・0%(最初のカラーストップは省略可能) → 40% で指定してます。
マーカー色1(#ffff00)・・・40% → 70%
マーカー色1とマーカー色2がグラデーションになります。
マーカー色2(#ffa500)・・・70% → 100%(最後のカラーストップは省略可能) で指定してます。

この記事に関連するよくあるご質問

Q
ブロックレベル要素とは?
A

見出し、段落、表など、文書の基本構成に分類される要素のことです。これらはページ上で独立した「ブロック」として意味や役割を持ち、一般的なブラウザでは要素の前後に自動的に改行が追加されます。

Q
インライン要素とは?
A

文書内で主に文字やリンクなど、テキストの一部として扱われる要素のことです。これらはページ上で「行内」に配置され、隣接する要素と連続して表示されるため、前後に改行は入りません。

まとめ

いかでしたでしょうか?
今回の記事では、CSSを使用した蛍光ペンマーカーのテクニックを紹介しました。

今回のポイントをまとめますと、次のとおりです。

今回の記事のまとめ

  • 基本的な蛍光ペンマーカーの実装する方法
  • 文字の下部だけに蛍光ペンマーカーを引く方法
  • 微妙にかすれた(グラデーション)ようにみせる方法

これらのテクニックを適切に使用することで、ユーザーの注目を集め、重要な情報を効果的に伝えることができます!
ただし、過度の使用は逆効果になる可能性があるため、適度に使用することが重要です。
CSSの蛍光ペンマーカーテクニックを活用して、読者を魅了する魅力的なウェブデザインを作成してください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

免責事項

  • 当ブログでは、執筆者の経験に基づいた技術情報や知識を提供していますが、その正確性や普遍性を保証するものではありません。情報は執筆時点のものであり、技術の進展により古くなる可能性があります。これらの情報を利用する際は、自己責任で行ってください。必要に応じて専門家の助言を求めることをお勧めします。
  • 当ブログで提供するプログラムコードは、執筆者の最善の知識に基づいていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。コードの利用や実行により生じた損害や問題については、一切の責任を負いかねます。コードの使用は、自己責任で行ってください。
  • 当サイトで使用しているスクリーンショット画像について、著作権はサイトの権利者に帰属します。掲載に不都合がある場合、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡ください。
  • 当サイトからリンクよって他のサイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。